2007年08月20日

その二十一

ソーマ「ルーン、ここはどこなんだ?」
立ち直りながら優しい笑顔でこちらを見て言う
ルーン「ここは、スリーピーウッドの宿屋ですよ」
彼女の話によると
俺はバルログの角を斬り落としたと同時に火炎で焼かれたそうだ。
重度の火傷で仮死状態だった俺にずっとヒールをかけ、
ミスティックドアでこの町まで連れて行き
宿屋で体力が回復するのを待っていた、と。
眠っている間にリザレクションを覚えるため黒い本を読み勉強をし
何とか詠唱まで出来るようになったところで
現在に至るらしい。
ルーン「あなたは二週間も眠っていたんです
お腹がすいているでしょう?今おじやを持ってきますね」
ソーマ「ああ、頼む、もうお腹がぺこぺこだ」
その後は包帯を変えてまた眠りについた。
今までの悪夢とは違う心地よい眠りに…
posted by 朧 at 19:39| Comment(24) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その二十

ここは…?
暗い…真っ暗な世界
俺は…何をしていたんだ…
そうだ、バルログと戦っていたんだ
そこへルーンがきて一緒に倒し…たのか?
わからない…なんだか眠くなってきたな
おやすみ……
眠りにつこうとしたその時だった。
神よ、この者に生命を分け与えたまえ、リザレクション
暗闇の世界が聖なる光に照らされて…眩しい
うっすらと目を開けるとそこには疲れきった顔のルーンがいた
ソーマ「ルー…ン?」
ルーン「ソーマ?目が覚めたんですねソーマ!良かった…本当に…」
彼女はその場に崩れ落ち泣き出してしまった
どうやら傷はまだ癒えていないらしい、起き上がると体のあちこちに痛みが走る
ルーン「ごめん、ごめんなさいソーマ…
まだビショップになりたての私じゃリザレクションは完璧じゃないの」
ソーマ「命が助かっただけでもありがたいのに謝らないでくれ、
ありがとう、ルーン。君は命の恩人だ」
posted by 朧 at 19:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月29日

その十九

れい「あら、あなたは…」
れい達もdeadの存在に気づいたらしくこちらを向く
dead「あの時の…森では世話になったな」
三日月「二人は知り合いなんだ?」
れい「以前、スルラの森で通りすがって、ね」
dead「…ああ」
三日月「そっか!それなら話は早い 一緒にグルクエしない?」
グルクエ…?
話には聞いていたが実際にやったことはないな。
だが…群れるのは好きじゃない
dead「悪いがことわ・・・」
れい「やりましょう!」
言い終わる前にれいに満面の笑顔で誘われる。
こいつには貸しがある…大人しく従っておこう。
dead「俺も暇じゃないんでな、少しでいいなら付き合おう」
三日月・れい「やった!」
カイ(わ、忘れられてる…)
れい「ほら、カイ行くよ?」
カイ「ま、待って!」
posted by 朧 at 14:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その十八

やはりスラッシュブラストを先に上げて正解だったな。
同時に沢山の敵を巻き込んで攻撃が出来る…
おかげであっと言う間にLVが上がった。
目的の銀スノは出ないが
どうしてこう狙った時ほど出ないんだ。
…後五分
後五分だけ狩って諦めよう
そんなことを思いながらだらだら狩っていると
dead「嘘だ…こんなことあるはずがない…」
二個同時に銀スノが出るなんて!?
はは…は
銀スノさえ手に入ればここにもう用はない
次の場所に向かおうとするか。
と、地下鉄の出口に向かい、外へ出ると
カイ「カニングのグループクエストは四人いないと出来ないから」
れい「後一人必要ね」
三日月「他に人はいなそうだし…今日は無理?」
聞きなれた声がするな…
三日月「!! dead?」
気づかれたか…ちっ、厄介な奴に会ったぜ
dead「よう、元気そうだな」
posted by 朧 at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その十七

神のご加護を…ブレス
体が光に包まれ少しだけ強くなった気がする。
狙うは角のみ
勢いよく走りよった俺は奴の膝を足場にして
顔面めがけて思いっきりジャンプした
下ではルーンがシャイニングレイを放って気を散らしてくれている
ソーマ「今なら…いける!」
そう確信した時だった
ギロりとこちらを赤い二つの眼が追う
嫌な汗が流れる…
口には灼熱の炎
こんな至近距離で噴かれてはかわしようが無い
・・・・・・・・・・
殺られる前に殺る!
もうどうにでもなれ…
全力を振り絞って奴の角へ斬撃をかます
手応えは…あった
が、その後の意識は無い。
俺はどうなったんだ…?
ルーンは…無事なのか…
わからない…
posted by 朧 at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月25日

その十六

…はぁはぁ
流石ゾンビ、斬っても斬っても手ごたえがない
斬り落とした腕拾ってくっつけるとかありかよ…
必ず弱点はあるはずだ。
どこかに核となる部分が、、、大抵頭か心臓だよな
最初に足を攻め、体勢が崩れたところへコンボ
コンボが溜まったら力を放出…脳天めがけてパニック!!
ソーマ「食らえ!」
首が吹き飛び動きが止まった。
やったか!?
ずずずず…
首が…体から生えてきた
冗談じゃねぇよ。
こっちはもう体力も残ってねぇんだ…
立ってるのもやっとな状態で戦ってるってのに
その時だった。
辺りが優しい光に包まれ傷が癒えて行く
これは…ヒール?
ゾンビバルログは焼けるような痛みに悶え苦しんでいる
?「何やってるんですか?」
ソーマ「ルーン?お前どうしてこんなところに…」
呆れたような顔をしながら言う
ルーン「あやさんに聞いて来たんですよ、そしたらこんな状況で…」
ルーン「ちゃちゃっと倒してくださいな」
見るとバルログの奴は肉が溶け骨が見え隠れしていた
ソーマ「でもあいつ頭ぶった切っても死なないんだぜ?」
ルーン「角が力の源ですよ、以前エリニアの文献で読みました」
流石エリート魔術師…だな
ソーマ「ルーンは援護を頼む、俺は角を狙う」
無言で頷き詠唱を始めた
posted by 朧 at 13:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その十五

一方その頃ソーマは…
神殿までの道のりは長く険しい。
アリの巣−アリの巣広場−エビルアイ−ドレイクの狩場−別世界への扉
を通りようやく神殿へと繋がっている。
ソーマは通りすがりにいるモンスター全てを一撃で倒しながら全力疾走している。
赤牛、青牛…邪魔だ
自分と比べて三倍以上の身丈を持つ巨体相手に剣一振りで倒す姿は化け物そのものだ。
息を切らしてやっと着いた…何もいないじゃないか
またガセネタだったか。
仕方が無い、帰るとしよう。
そう思い後ろへ振り返ったその時だ
奥の壁が轟音とともに崩れ落ちこちらに爆風が飛んできた
………!?なんだ!?何事だ!
不気味な声「グルルル…オマ…ロス…」
何かを言っている…?
不気味な声「ユ…サナイ…」
煙が晴れてきて声の正体がわかった。
お前は…なるほどな
不気味な声「ワスレタ…ハ…ワセナイ…お前にヤラレた体ノ傷ガ疼くンダヨおおオオ」
体は腐蝕し、異臭を放つ巨体。
懐かしいな…何年ぶりだ。
まさかあの時のバルログがこんな形で現れるとはね。
これが本当の腐れ縁って奴か?
ソーマ「…ああ、覚えてるよ」
ソーマ「俺に呆気なく倒された雑魚モンスだろ?」
聞こえてないのかどうかわからないが反応が無い
不気味な声「コ…ス…コロ……ロス……」
もう脳まで腐蝕してるのか…
今、楽にしてやるよ。
posted by 朧 at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月08日

その十四

ふぅ、大分時間が経ったな
三日月「カイー、そろそろ休憩しない?」
カイ「僕もそう言おうと思ってた」
と笑いながら言う
カイはとても物知りで僕にいろいろ教えてくれた
ジパング、やエルナス、えーと後は…なんだっけ
と、とにかく!他にも大陸があること
フリーマーケットと言う市場では珍しい物が買えるなど
進行クエストやグループクエスト
俗に言うグルクエと言う物
僕もやってみたい!と言ったらLV制限があることを聞かされ
早く強くなりたい…改めてそう思った
そんなたわいのない会話をしていると人が来たようだ
?「おいすー」
カイ「れ、れい!?何でここに!」
れい「べ、別にたまたまよ!」
嘘だな…サーチしてきたのはわかっていた
三日月は一人、除け者の気分だ
カイ「この娘はれい、僕の友達です
こっちはさっき知り合った三日月さん」
れい「マジシャンやってます、よろしくね」
軽くお辞儀をされる
三日月「ファイターのミカヅキです、こちらこそよろしく〜」
三日月「で、二人は付き合って…」
カイ・れい「ねーよ」
こ…怖っ!!!
posted by 朧 at 23:32| Comment(3) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その十三

ソーマ「お前が持ってくる情報で何度失敗したことか…」
あや「そ、それはそれ
これはこれじゃない」
ばつの悪そうな顔をしている…が、反省はしていないようだ
あや「あなたが探してるアレについてなんだけどな〜」
ソーマ「もったいぶらずに早く言えよ」
まったく…せっかちなんだから
とぶつくさ言ってるが気にしない
あや「どうやら他のモンスターが落とすという話を聞いたの」
またそれか…正直聞き飽きた
話を聞いてみると、ただモンスターを倒しているだけではいけないらしい
場所は神殿最深部
生きて帰ってきた者はいないそうだ。
ソーマ「へぇ…面白そうじゃないか」
心底嬉しそうに言う
ソーマ「今から向かう!ありがとな!」
え、え?早…
後ろから何か聞こえるが空耳だろう
急いで神殿へ向かった
posted by 朧 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

その十二

フードをかぶり雪原に佇んでいる怪しい人物が言う
フードの男「ここにも…なかったか」
とても残念そうな声に溜め息
その場にうなだれていると足下に何かが飛んできた
…!
フードの男「手裏剣?誰だ!」
今度は腕を狙って手裏剣がこちらへ向かって来る
剣の鞘で弾き臨戦態勢に入る
吹雪で視界が悪い…
揺らめく影に向かいじぐざぐに走りよる
懐に入ってしまえばこちらのものだ。
投げる隙など与えるか
食らえ!
揺らめく影は消えた…斬った感触が無い
?「ちょ、ちょっと待った!」
フードの男「その声…あや、か?」
あや「そそそそ、だからその剣はしまって…」
何も言わずに鞘に剣を納める
フードの男「随分な挨拶じゃないか」
あや「だってさぁ、ソーマが落ち込んでたようだから元気出して欲しくて…ね?」
ね?じゃねぇよ!
そんなんで殺されかけてたまるか!
ソーマ「………はぁ
で、何の用?」
あや「冷たいなー…せっかくいいこと教えてあげようと思ったのに」
すねたような顔でこちらを見ている
posted by 朧 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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